これは、
「世の中の80%の成果は20%の資源によって生み出される!」
というもの。
例えば、働きバチを調べると、巣を懸命に作っているのは、100匹中20匹と言われています。
また、日本の80%の富は、20%の人が生み出しているとも言われています。
この法則をビジネスに当てはめて考えると、成功する人は、100人いたら20人となります。
そして、80対20のさらに80対20で計算すると、20人の20%で4人となります。
つまり、ビジネスで大成功するのは100人中5人と言われているのは納得という感じですね。
さて、これらをビジネスにどのように応用するのか?
ということなのですが、それは、
「成果に繋がる超重要な2割の項目に絞って実践する!」
ということです。これは言い換えると、
「成果の伴わない無駄なことを一切排除する!」
ということでもあります。
無駄なこととは、例えば、テレビをダラダラみる、ネットサーフィンをだらだらするなど、、、。成果に繋がらないことをやめるということです。
そして、もし、みたくないのに、ついテレビをダラダラをみてしまうのであれば、電源コードを抜いておくといいですよ。
電源コードを一度指す手間があるので、テレビをみるまでのハードルが上がります。
私などは、テレビをすべて処分してあります。そうやって、無駄な時間を排除していきます。
80対20の法則を戦場で利用した織田信長
さて、話は変わりますが、この80対20の法則を500年前に活用した人物がいます。それが、織田信長です。桶狭間の合戦ですね。
●今川義元家の兵力25000
●織田信長の兵力2000
10倍以上の兵力の差を1点集中させることで勝機を見出した典型例です。
80対20の法則をビジネスに活用する方法
私が歴史が好きな理由の一つに、歴史の流れを知っておくと、私たちがこれからどのように生きていけばよいのか、、、。というヒントが得られるという点があります。今の日本では、戦国時代のような戦いはありませんが、ビジネスもまた、戦国時代のような見えない戦いが繰り広げられています。全国にあるコンビニなどのチェーン店は、その典型例で、どうやって陣地取りをすればよいのか、、、。という戦略ゲームみたいなところがありますよね。そして、こういった戦略ゲーム的な要素が今の時代の面白さでもあります。
さて、
「では、80対20の法則をどのようにビジネスに活用するのか?」
それは、自分のリソース(資源)を1点集中させる!ということです。
どういうことかというと、80対20の法則とは、20%のお客様が80%の利益を生み出してくれるということでもあるわけです。
つまり、100人のお客様がいたら80人(大勢)をフォローするのではなく、最も重要な20%のお客様を集中的にフォローするというような感じで法則を利用していきます。この典型的なサービスは、JALやANAのファーストクラスやビジネスクラスなどになります。(※80人のお客様を蔑ろにするわけではないので、誤解のないように)
また、ソーシャルメディアなどの媒体に当てはめて考えてみると、
「最も利益に貢献するソーシャルメディアを1つに絞って実践する!」
という発想も非常に重要です。
例えば、フェイスブックで集客する!と決めたなら、自分が定めた成果が出るまでは、フェイスブック1本に集中して集客する!という発想になります。あれもこれも、と実践するとエネルギーが分散して成果が非常に出にくくなります。
以上のことを踏まえ、最後に質問です。
「あなたが望む結果に最も近づく行動は一体何なのでしょうか?」
是非、1つ考えてみてください。そして、その最も重要な行動に全エネルギーを集中することで、大きな成果が最速で実現されます。